なぜ工事が必要?

高速道路リニューアルプロジェクトとは

日本で最初の高速道路である名神高速道路(栗東IC ~尼崎IC)が1963年に開通してから60年以上が経過し、現在、当社が管理する高速道路のうち約7割が供用から30年を超えました。
経過年数の増加や、大型車交通量の増加、車両総重量の増加、凍結防止剤の散布などにより、道路の老朽化や劣化が進行しています。

高速道路リニューアルプロジェクトとは、性能が低下した高速道路は最新の技術を用いて補修・補強することで、建設当初と同等またはそれ以上の性能に回復させ、高速道路ネットワーク機能を長期にわたり健全に保つための大規模な補修・補強工事を指しています。

高速道路リニューアルプロジェクト 大規模更新・修繕事業

≪高速道路の老朽化の主な要因≫

  • 大型車交通・車両総重量の増加

    大型車交通・車両総重量の増加
  • 過積載車両の通行

    過積載車両の通行
  • 凍結防止剤の散布

    凍結防止剤を散布する作業車

≪高速道路リニューアルプロジェクトの目的≫

これまでは高速道路が傷んだ場合、部分的な補修を繰り返すことで、性能の回復や機能の維持を図ってきました。しかしながら、老朽化により変状のサイクルが早期化し、部分的な補修だけでは十分に性能回復等が図れなくなってきています。
そこで、高速道路構造物に対して、ライフサイクルコストの最小化、予防保全及び性能強化の観点を考慮し、最新の技術を用いて効果的な対策を講ずることにより、高速道路ネットワークの機能を長期にわたって健全に保つために大規模な補修・補強工事を行う必要があります。

高速道路リニューアルプロジェクト
≪大規模更新≫

補修を実施しても、長期的には機能が保てない本体構造物を再施工することにより、本体構造物の機能維持と性能強化を図るもの

≪大規模修繕≫

本体構造物を補修・補強することにより性能・機能を回復するとともに、予防保全の観点も考慮し、新たな変状の発生を抑制し、本体構造物の長寿命化を図るもの

大規模更新のイメージ
橋梁 (床版取替)
損傷した鉄筋コンクリート床版を、より耐久性の高い床版に取り替えます。
(プレキャストコンクリート床版)
  • 床版取替前のコンクリート床版下面
    床版取替前(コンクリート床版下面)
  • 床版取替後のプレキャストPC床版下面
    床版取替後(プレキャストPC床版下面)
  • 床版取替状況
    床版取替状況
橋梁 (床版修繕)
損傷した鉄筋コンクリート床版をより強くするために厚さを増すなどの補修を行います。
損傷を抑制するため、原因となる水が床版にしみ込まないよう高性能床版防水を行います。
  • 床版の補修と高性能床版防水のイメージ
  • 高性能床版防水施工状況
    高性能床版防水施工状況
トンネル
(インバート設置)
山の性質が悪く、経過年数の増加に伴い過度なたわみがかかっているトンネルを、
リング状のより強い構造とすることで安定性を向上させます。
  • インバート設置のイメージ
  • インバート設置状況(コンクリート打設)
    インバート設置状況(コンクリート打設)
のり面
(グラウンドアンカー)
のり面の安定性を高めるグラウンドアンカーについて、追加のアンカーを設置することで、
安定性を向上させます。
損傷しているアンカーとアンカーの追加設置
舗装路盤部の高耐久化
変状が生じている路盤を、耐久性に優れた路盤材料
に置き換えることで長寿命化を図る
  • 舗装工事の様子
    工事の様子
  • 舗装工事完了後
    工事完了後
  • 路盤部の損傷進行イメージ
  • 舗装の高耐久化のイメージ図
コンクリート内部のシース間の空隙にグラウト材を再注入し耐久性を高める補修を行います。
上縁定着構造の桁とPC鋼材の断面イメージ
のり面 (押え盛土)
のり面の地すべり対策として、高速道路本線にカルバートを設置し、その上に押え盛土を構築することでのり面の安定化を図ります。
  • 押え盛土対策前
  • 押え盛土対策後イメージ

事業許可等